About us





Sugaya Farmは長野県の東御市、八重原の大地で
夫婦二人で農業を営む小さな農家です
2012年に東御市に移住し、
2年間の研修期間を経て独立しました

研修の時に食べた八重原の野菜の美味しさに
魅了され、沢山のご縁に恵まれ
八重原での就農を決め今に至ります

標高約730m
天空と表現される八重原は
台地の上という独特な地形になっていて
標高以上の寒暖差を生み出します

また東御市は全国有数の晴天率の高さ
ここ数年破天荒な気候に振り回されながらも
一年を通してさんさんと日差しが届くこの気候は
人にも野菜にもとても過ごしやすい
気候だと思います

そして八重原といえばなんと言っても
強粘土の土壌
雨が降れば一週間は入れず
晴れればカチカチに固まり
機械の刃が全くかなわないほどの粘土質の土壌は
農業として営むにはとても難しいものの
野菜の味がとても濃くなる事で知られています

八重原で育ったお米は八重原米として
ブランド化され
多くの方に喜ばれています

研修当時、八重原の農家さんから頂いた
お米のかみしめるほどに口に広がる
お米の優しい甘さ
採れたてのトウモロコシのジューシーさと
口いっぱいに広がる豊かな甘さは
今でも忘れません

とはいえ、就農当初はわからないことばかり
わからないことが何かさえ
わからないような状態からのスタートは
失敗の連続でした
目に見えない微生物や栄養素の世界
とにかく観察する事でやっと気づく
野菜の細かな変化や症状
今でもまだわからないことの方が多くて
なかなか自信が持てずにいる我が家ですが
それでも
「今年も楽しみにしているよ!」
「今年も待っていたよ!」
そんな声を沢山いただけるようになり
やっと少し農家として胸を張れるように
なれた気がします






野菜の美味しさには色んな条件がありますが
我が家では5つの条件を大切にしています

それは旬、鮮度、品種
風土と土壌、そして栽培や育ててる人の
背景を想像できること

旬の野菜が美味しいのは野菜がストレスなく
育つからだと思う我が家
そのときに必要な栄養素がぎゅっと詰まった
深い味わいに毎度のように感動します

鮮度は言うまでもなく
畑で食べるもぎたてのトマト
採れたてゆでたてのブロッコリー
もぎたての果実の香りの芳醇さたるや

採れたての味を当たり前のように
味わえる農家のなんと贅沢な事かと思う日々

品種は色々育ててみると
答えは1つではなく
農家との相性もあるなとおもう面白いところ

農家の栽培管理のクセと土地のクセ
そして気候との兼ね合いとで
相性や味の変化は無限にあり
どんな野菜を育てたいか?と
模索する課程は色んな発見があり楽しいものです

栽培のしやすさ、実の大きさや量、病気の抵抗性、
食感、いろんな条件からこの時期なら
どの品種だと美味しく元気に育つかな?と
考えています

そして風土と土壌
八重原は風土で言えばとても恵まれた場所です
土壌は畑一枚一枚違うのでまだまだ
模索の日々ですが
野菜は自然の中で育つもの、
農家はそのお手伝いをする人
そんな意識のもと野菜や土をコントロール
するのではなく
大地の力をめいいっぱいに発揮できる
環境つくりを意識しています

そして最後に背景を想像できること

ネットで調べれば色んな栽培方法があふれる現代。
賛否両論が常に飛び交っていますが
一番大切なのはこの人が育てたものが
食べたい!と思う喜びと安心感ではないのか?
と思う今日です。

ときに経営が厳しく、農業じゃない選択肢を
考えてみることがありました。
でも、違う道を考えれば考えるほど
この心の安心感がどれだけ私たちの暮らしを
満たしているのかに気づきました。
そして我が家の野菜を買って頂いてる
お客さんにとっても
そんな安心できる野菜を届けれる
我が家でいたいと心から思うのです








ほぼ子育てのスタートと同時に始まった
新しいチャレンジはやりがいがありながらも
失敗の連続で野菜つくりも子育ても
頭を抱える日々でした
野菜つくりは子育てに似ていて
野菜つくりと子育てを行ったり来たりしながら
自分たちの思考と農家としての生き方を
模索しています
きっと一生を通して学びの時間になるのでしょう笑






自分たちの育てた野菜がみんなの笑顔と健康に
そして未来の子供達に元気な地球を繋げたい
そんな想いで日々精進中です

どうぞよろしくお願いします



Sugaya Farm




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